ダルビッシュのメジャー電撃復帰はありうるか 背景にはパドレスの苦しい先発事情も浮き彫りに

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 その後、6月14日にアリゾナ州の球団施設でライブBPに登板し、打者相手の投球を再開していた。同25日には傘下1AのライブBPで3回を想定して打者延べ14人に51球を投げた。7月1日にも傘下1Aで4回を想定して、64球を投げた。徐々に状態を上げてきており、メジャーの先発投手が駒不足という台所事情も手伝い、メジャー今季初登板が実現する可能性がある。

 ダルビッシュの復帰を慎重に先伸ばした場合には、傘下3Aや2Aから若手投手を呼んで先発させる選択肢もある。その場合は3Aのオマー・クルーズ、カイル・ハートらが候補になるという。

 37歳シーズンだった昨年は、16試合に先発して7勝3敗、防御率3・31という成績を残した。ドジャースと最終第5戦まで争った地区シリーズでも中4日で2試合に先発。第2戦は7回3安打1失点に封じて勝利投手となり、最終第5戦は山本由伸と投げ合って6回2/3を3安打2失点の好投ながら、敗戦投手となった。

 現在日米通算203勝で、歴代1位の黒田博樹に並んでいる。今季初勝利は、歴代日本人大リーガーの頂点に立つ歴史的1勝となる。電撃メジャー復帰登板はあるのか。パドレス首脳陣の決断が待たれる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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