自力V消滅が迫る中…巨人22歳内野手は「希望の光」、雨中の豪快なプロ初アーチをレジェンドOBも絶賛 「ホームランバッターの特徴、持っている」
荒巻は福島の地で豪快なプロ初アーチを放った(C)産経新聞社
巨人が苦しい戦いを続けている。
9日の中日戦(福島)、2点をリードした9回から登板した、絶対守護神のライデル・マルティネスが二死二、三塁から相手主砲、細川成也に逆転3ランを浴びて、試合をひっくり返された。再び借金1となり、首位・阪神とは9差。阪神が10、11日のゲームに連勝、巨人は11日のDeNA戦に敗れると自力優勝の可能性が消滅する。
【動画】巨人ドラ3の荒巻は中日・高橋宏斗から豪快なプロ1号を放った
そんな厳しいチーム事情の中、希望をもたらしたのはヤングジャイアンツの活躍にもあった。
「7番・一塁」で先発したドラフト3位ルーキーの荒巻悠は0-0で迎えた2回一死の第1打席、相手先発、高橋宏斗の高めカットボールを完ぺきに捉えて、右翼席へ運んだ。
雨と雷で2度の中断をはさむなど悪天候の中、福島のジャイアンツファンを喜ばせる豪快なアーチをかけた。
上武大から広角に強い打球を打てると期待され、入団。この試合では2回のプロ初本塁打から、4回、6回にも安打を放ち、プロ初の猛打賞と存在感を示した。
荒巻の打撃には中継解説(BS日テレ)を務めた巨人OB会会長の中畑清氏も「待てたね」とぽつり。
球界を代表する好投手、高橋宏斗のカットボールを自分のポイントに引き付けて打てたと称賛。
フォロースルーが大きいことも「ホームランバッターの特徴を持っている」と賛辞の言葉を続けた。






