ダルビッシュ有、約5億8000万円の年俸を”放棄”の舞台裏 パドレスは支払いを提案も異例決断「いや、それはしない」
今季年俸1500万ドル(約21億6000万円)のうち約400万ドル(約5億8000万円)を断ったダルビッシュの決断には、業界関係者も驚きを隠さない。交渉に携わったジョエル・ウルフ代理人は、『The Athletic』の取材で「私も今回のようなケースは見たことがない」とコメントしている。
また、ウルフ代理人は、今回の異例の決断を生んだパドレスとダルビッシュの“信頼関係”を絶賛する。
「プレラーは毎日のようにコミュニケーションを取っていた。もちろん選手のことを知る術の一つの手段だ。しかし、本当に時間をかけて話を聞き、理解し、真の友人になる……フロントオフィスの重役と選手との間に、これだけの個人的なつながりが生まれることはあまりない。プレラーは一度として、ダルビッシュがチームメイトをはじめとする誰かを失望させているとか、何らかの義務があるとかと、プレッシャーをかけようとしたことはなかったんだ」
日本でも小さくない話題となった今回のダルビッシュの行動。それはパドレスの深い絆があったからこそだったのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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