「僕には助けが必要だった」“異常”を感じたレッドブルでの過酷な日々を激白 角田裕毅がF1公式で語った今「シートを諦めてない」

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リザーブドライバーとしてチームに帯同し、開発などに携わっている角田(C)Getty Images

なぜ「最高のシーズン」を捨てて、レッドブルに?

 試練の2025年を終え、角田裕毅は今季からキャリアではじめて「リザーブドライバー」というポジションにいる。過去5年、F1という檜舞台に身を置いてきた25歳にとって、その現状は悔しさも募り、到底満足できるものではないだろう。

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 はたして、彼は、何を想いながら日々を過ごしているのか。その胸中を他でもない本人が覗かせた。現地時間3月25日にF1公式サイトのインタビューに応じた角田は、グリッドの外からレースを見守る立場となった「今」を語った。

 そもそも、し烈な競争を覚悟して臨んだ25年だった。開幕して間もない第3戦の日本GPを前に、レッドブルが当時のセカンドドライバーであったリアム・ローソンに見切りをつけ、姉妹チームであるレーシングブルズに属していた角田を抜擢したのだ。この時の心境について当人は「もしも、残っていたら、たぶん人生最高のシーズンになっていたと思う。でも同時に、レッドブルに移籍するという絶好の機会にも恵まれた。それこそが、ずっと待ち望んでいた瞬間だったんだ」と振り返っている。

 しかし、ドラマチックな昇格からは試練の時が続いた。絶対的エースであるマックス・フェルスタッペンが優先的にケアされる状況が続いた角田は、第7戦のエミリア・ロマーニャGPの予選で大クラッシュ。旧型フロアで走らざるを得なくなるなど昇格直後から歯車が狂うと、「操作困難」とされるマシン『RB21』にも手を焼き、明らかに精彩を欠いた低調なパフォーマンスに終始していた。

 去就が危ぶまれるようになって迎えたシーズン後半戦。角田は、新型仕様のパッケージを提供され、連続してポイント圏内に入るなど見せ場は作った。がしかし、肝心な局面でチームスタッフのミスなどさまざまな不運が重なり、順位は上がりきらず……。最終的に421ポイントを積み上げたフェルスタッペンとの“差(388)”を考えれば、常勝軍団の首脳陣が、角田をラインナップから外すのも必然的だった。

 負のスパイラルに陥り、自身のパフォーマンスにも苛立ちは募る日々。この時の角田はキャリアだけでなく、自らの人生の中でも「最も厳しい時」を過ごしていたという。

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