獲得ポイントは早くも昨季超え!移籍の噂が絶えない角田裕毅はなぜ”急成長”を遂げたのか
すぐにカッとなる性格で、レース中の戦略にもストレスを抱えることが多かったようだが、戦略がかみあえば、機嫌を損ねるようなこともない。レッドブルグループの選手人事を統括するアドバイザーのヘルムート・マルコも「ユウキは一貫して速いことが示された。最大の問題だった感情のコントロールもできている」と確実な成長ぶりを指摘する。
日本のスーパーフォーミュラやF1に併催されるF2がワンメークマシンで争うシリーズがプレタポルテ(既製服)なら、F1はそれぞれがオリジナルマシンを使うオートクチュール(仕立服)。チームでナンバーワンのドライバーの意見がマシン開発にフィードバックされることから、RBも昨季からエース格の角田の走りにマッチしたマシンに徐々になってきたといえる。
モナコGP終了時の角田のドライバーズランキングは10位。すでに昨季の獲得ポイントを上回っていチームでナンバーワンのドライバーの意見がマシン開発にフィードバックされることから、RBも昨季からエース格の角田の走りにマッチしたマシンに徐々になってきたといえる。
モナコGP終了時の角田のドライバーズランキングは10位。すでに昨季の獲得ポイントを上回っている。日本人の過去最上位は2004年にBAR・ホンダの佐藤琢磨が獲得した年間8位。それに並ぶのは難しそうだが、F1内では高く評価されている。
セルジオ・ペレスが来季もレッドブルに残留する見込みとなったと報じられてはいるものの、角田に対してはシーズン中のレッドブル昇格を期待する声も根強く、安定してポイントを稼ぐようになれば、他のチームもほっておかないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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