角田裕毅、シート喪失が決定 首脳陣の決断に識者が見解「責任はレッドブル側にもある」「F1は結果が全て」
スコット・ミッチェル=マルム氏からは角田を擁護するコメントも。「レッドブルで人々が思っているより良い走りをした時期もあった。だが、総合的に見れば十分ではなかった」と評した上で、「ただし、その責任の一部は彼自身と同じくらいレッドブル側にもある」と指摘する。その理由として、「途中で逃したポイントや機会の中には、レッドブルのミスが原因のものもある。より大きな誤りは、ツノダを“シーズン途中”で投入したことだ。本来なら昨年末の時点で選ぶべきだった」と説明。
一方で、シビアな見解を示すのは、ジャック・コーゼンズ氏だ。同じく、角田のシーズン中でのレッドブル入りについて言及。「彼は断れない状況で、非常に厳しい任務を引き受けた。しかも“誰かが失敗した後始末”として。そして前任者よりは良い仕事をした」と振り返りつつも、「だが残念ながら、それが“十分に良い”とは言えなかった」と訴え、さらには、「古風な言い方になるがF1は結果がすべてだ。ツノダはその結果を残せなかった。これが現実だ」と強調している。
いずれにせよ、角田にとってはシート喪失という、極めて厳しい結末を迎えることとなった。そして、今季最終戦、アブダビGPがF1キャリアでの1つの区切りとなる。今週末の3日間、そのパフォーマンスには、多くの視線が注がれることも間違いないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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