なぜローソン? 角田裕毅のF1シート喪失に広まる“同情” 英記者はレッドブルを糾弾「もっと評価されるべき走りをしていた」
F1は結果が全てだが…
今回のドライバー陣容を伝えた『The Race』のジャック・コーゼンズ記者も、25歳の日本人の立場を慮る一人だ。「残念ながら十分な証拠を示すことができなかった」としつつも、「ツノダには同情する部分がある」と持論を展開した。
「ツノダがプレシーズンを経験できなかったハンデについてこれまで何度も語ってきた。メキシコGP期間中に本人は『その経験があれば、自分はやりたいことを何でもして、(準備万端で)シーズンに臨める』とも語っていたが、実際のツノダはシーズン途中にチームへと放り込まれ、毎回のように状態がまるで変わってしまうクルマで、新しいサーキットに行く羽目になった。
本来、これだけ多くの週末をこなしていれば、上昇傾向が見えてくる。ゆえにそうした主張の一部は説得力に欠ける。それは間違いない。だが、昇格初戦となった日本GPで、過去2戦と同様にQ3進出をしていたら、シーズン全体の軌道自体が違っていた可能性もあった。ツノダはもはや断れない状況で、誰かがやらなければならなかった役割を引き受けたのだ」
無論、F1の世界は結果が全て。コーゼンズ記者もその点についてはシビアな見解を示している。
「ツノダは徐々に良くなっていたかもしれない。しかし、ローソンと比較して格段に良いというレベルにはほど遠かった。陳腐な言い方になるが、F1は結果がすべて。ツノダが結果を出せなかったのは明らかであり、それが厳しい現実なのだ」
F1の過酷さを痛感させられる形となった角田。SNSで「最高のF1ドライバーになる夢はまだ諦めていません。これまで以上に努力してチームに貢献し、グリッドに立つ資格があることを証明したい」記した彼がいかなる形で貢献し、どう這い上がるかは興味深く見守りたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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