なぜローソンが“優先”されたのか? レッドブル関係者の発言から紐解く角田裕毅のシート喪失の理由「リアムには才能があった」
「ラスベガスでの予選、そしてバクーでの予選など、最も困難な状況の中でも彼は優れたパフォーマンスを発揮し、本当に力強いレースを見せてきた。彼にはそれだけのことができる能力があると私は知っているし、彼自身もそれを自覚している。リアムがマシンに乗るたびに、最高のレベルに到達できるよう、私は努力していきたい」
パーメイン氏の意見を鵜呑みにする限り、角田との一騎打ちの様相を呈していたレーシングブルズのシート争いは、ローソンの“伸びしろ”が優先されたと言えるかもしれない。
もっとも、ローソンも立場が完全に確立されたというわけではない。母国メディア『Stuff』は「ローソンがリラックスできる時間は長くはない。2026年も彼は決して安泰ではない」と断言。「フルシーズンとなる2年目も山あり谷ありでは、タダでは済まない。ポイントランキングでチームをリードできなければ、F1キャリアは終わる」と論じ、リザーブに回った角田との交代もありえるという見解を示した。
相当な議論が交わされたであろう今回の人事。その成否は、来季F1を見る上での大きな注目要素となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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