シート喪失宣告に「腹が立った」 角田裕毅が告白した契約の内情「オファーは数件あった。ただ、交渉することは許されなかった」

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角田が明かしたF1へのこだわり

「レッドブルとの契約が存在していて、自分にできることはほとんど何もなかった。他のチームから数件のオファーはあったけど、契約上、彼らと実際の交渉することは許されなかったんだ」

 レッドブルとの契約に縛られ、行き場を失った。「僕の人生そのもの。(インディカーなど)他の挑戦をするのは時期尚早だ」とF1への強いこだわりを持っている本人の悔しさは想像に難くない。しかし、角田は、こうも続ける。

「だからこそ、自分はレッドブルのシートで全力を注げたんだ。ここ数年の自分はレッドブルファミリーこそが最優先だった。ここは僕が成長した場所でもあるからね」

 今回の決定を受けて「全く後悔がないとは言わない」としながらも、「僕にとって新しい経験になる。ここ数年はレースに出場してきたからね。もちろん、F1が恋しくなるだろうけど、同時に両チームの一員として、想像もしなかった多くのことを学べる」と明かした角田。F1から離れることへの喪失感はあれど、あくまでチームの決定を尊重するプロフェッショナルな姿勢を最後まで見せ続けた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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