「究極のチームプレーヤーになる覚悟」アブダビGP予選、角田裕毅の健闘に各国から賛辞 王座アシストに強い意気込み「出来ることは何でもやる」
角田は今季最終戦に、あくまで“チームの一員”として挑む(C)Getty Images
F1最終戦アブダビGPは現地時間12月6日、公式予選が行われ、レッドブルの角田裕毅が7戦ぶりにQ3進出を果たした。決勝では10番グリッドからスタートする。そして、タイトル争いを演じるマックス・フェルスタッペンがトップタイムでポールポジションを獲得。今予選では、角田のチームメイトに対するサポートも注目を集めた。
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FP3で他車に追突されるという思わぬアクシデントに見舞われ、旧型フロアでの予選アタックを強いられた角田だったが、アゼルバイジャンGP以来となるトップ10入りで意地のQ2突破。そして、Q3ではフェルスタッペンの最初のアタック時に角田がトゥ(スリップストリーム)を与え、トップタイムマークをアシストし、フェルスタッペンの5連覇へ望みをつなぐポール獲得に貢献した。
すでに、来季はレギュラードライバーの座から離れることが決定している角田。様々な感情が沸き上がる中で迎えたシーズン最終戦、チームの一員として期待通りの成果を残した走りを、各国メディアも称賛する。
オランダモータースポーツサイト『F1MAXIMAAL.NL』の予選後に配信した記事では、日本人ドライバーに対し、「Q3でのフェルスタッペンの1回目のアタック前、4度の世界王者にスリップストリームを与える役割を果たした」と報じている。また続けて、「ただ、距離がやや遠かったため、どこまで効果があったかは不明だ。それでもフェルスタッペンは最初のアタックで暫定ポールを記録し、その後さらにタイムを削った。他のライバルは更新できず、フェルスタッペンは決勝に向けて理想的な位置を確保した」と詳細をレポートしている。





