F1で“無念のラストラン” 総合王者ノリスと戦った角田裕毅への厳格ジャッジに異論「ユウキの走行は危険で不必要なもの」
タイトル争いの行方を大きく左右する局面でお咎めを受けなかったノリスは、最終的に3位でフィニッシュ。今GPを制したフェルスタッペンとわずか2ポイント差で退け、自身初となる総合優勝の栄冠を掴んだ。
仮に角田との競り合いでノリスもペナルティを受けていれば、目前に迫っていた「優勝」も逃していたかもしれない。それだけに各国メディアでは反則寸前のコース取りでオーバーテイクをした当該シーンが物議を醸している。
英紙『The Independent』は「なぜコース外で追い抜いたランド・ノリスが罰せられなかったのか?」と指摘し、問題の局面を「ノリスはF1世界チャンピオンを目指す中で危うく窮地に陥るところだった」と回想。その上で角田のブロッキングによってノリスが「反則ラインの瀬戸際に押し出された」と分析した。
また、同紙は、結果的に蛇行運転をする形となった角田にのみ「危険性があった」とするマクラーレンのザック・ブラウンCEOのコメントを伝えている。
「間違いなく正しい決定だ。ユウキの走行は危険で不必要なものだった。もちろんチームスポーツだから、2台目のマシンが、エースのマシンを手助けするのは当然だけど、限度はあるはずだ。だから、あくまで私の意見では、ユウキは責任を負うべきだと思う。あれは危険な走行だった」
紆余曲折があった1年を、不完全燃焼と言える形で終えた角田。せめて、盟友フェルスタッペンが総合優勝を手に出来ていれば良かったが……。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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