シート喪失を象徴した角田裕毅の“F1ラストラン” 獲得33ポイントが際立たせた名手ペレスとの「力量の差」

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 ちなみにペレスが在籍した2024年を見ると、セカンドドライバーの貢献度が分かる。

 この年のフェルスタッペンは7勝、437点をマークしてドライバーズタイトルを獲得したが、ペレスも不振を叩かれながら表彰台に4度も立ち、152点をマーク。その点数分だけ、他チームは得点を減らしたことになり、間接的にチームメートのタイトル獲得をアシストした。

 角田の低迷ぶりが余計にペレスがレッドブルにおいて、いかに「陰の功労者」であったかを際立たせ、名誉を回復させることになったわけだ。そのペレスも来季は新チームのキャデラックで2シーズンぶりにレギュラーに復帰する。コンビを組むのはこちらもメルセデス時代にルイス・ハミルトンの相棒として献身的に支えたバルテリ・ボッタスだ。いわば、“最強セカンドドライバー”の2人が復権を果たすことになる。

 角田にとっては、上位に絡むことができず14位に終わったアブダビGPの走りが、今季を最も象徴していたと言えよう。本人も「まだ終わったわけではない」とSNSで不屈の闘志をうかがわせる内容の投稿を更新したが、あまりに消化不良のシーズンを過ごしただけに、このまま、すごすごとF1から撤退するわけにはいかないのだろう。

 今は角田にも名誉挽回の機会が待たれる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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