【中日】黄金ルーキー・金丸夢斗が後半戦反攻のキーマン いまだ0勝…改善を促したいのは「テンポの悪さ」
■援護点が乏しい理由は?
しかし、これだけの投球をしていても金丸に勝ち星は一つもついていない。援護点に恵まれず、8試合に投げて計8点のみ。1試合あたり1点しかもらえていない。これでは防御率2.41の好成績でも0勝4敗となってしまうわけだ。
打線との噛み合わせが悪いのはどうにもならないが、時折指摘されるのは投球間のテンポの悪さ。先発投手の中で最も投球間に時間のかかる一人となっており、野手が乗っていけない要因になっているかもしれない。この辺りはチーム勝ち頭・松葉貴大のテンポの良さを見習っても良いだろう。
ベース板での強さが際立つ速球を軸に、複数の球種でストライクを取れる変化球もある。この時点で並の新人ではないが、もう一段階グレードアップするためには、やることはまだまだある。
後半戦最初の登板は29〜31日の巨人戦(バンテリンD)、もしくは8月1〜3日の広島戦(マツダスタジアム)が有力視される。オールスターブレイクを経て、金丸がどんな姿になっているか楽しみに待ちたい。
[文:尾張はじめ]
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