「勝利につながる守備だった」サヨナラ勝ちで「M25」の阪神 大山悠輔の好守を球界OBが絶賛!四球連発の中日には苦言も
大山はサヨナラ打だけでなく、守備でも魅せた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
すでに優勝マジックを点灯させているセ・リーグ首位の阪神は8月22日に、京セラドーム大阪で中日と対戦した。2連戦の初戦のこのゲーム、阪神は延長10回の末、4番大山悠輔のサヨナラ安打により4-3で勝利している。これで阪神は3連勝、マジックは25となった。
【動画】大山が決めた!延長10回二死満塁の場面、4番の大山がサヨナラタイムリーを放った場面
阪神は西勇輝、中日が涌井秀章と両ベテランの先発で始まったこの試合では、中日が2回に1点を先制すると、3回に阪神が追いつき、その後逆転、さらに両チームが得点を挙げるという展開に。7回を終え3-3の同点となった後は、それぞれランナーを出しながらも得点を奪えずに延長戦に突入。10回表の中日は2死満塁の好機を迎えるも、0点に終わると、その裏、今度は阪神が2死から満塁として、最後は大山がサヨナラ打を放ち、決着をつけた。
終盤までシーソーゲームとなったこの試合、最後にバットで勝利を呼び込んだ大山はこの試合3安打、2四球で5度、出塁している。また2回表、中日の満塁の場面で村松開人の一・二塁間を抜けるかという当たりに飛びつき、大量失点を防ぐという守備でも活躍をみせた。
大山の攻守での貢献については試合後、この日の勝利の最大の要因とする球界OBからの声も挙がっており、さらには、敗れた中日の戦いぶりにはシビアな見解も発せられている。
現役時、阪急、オリックスで通算165勝を記録し、指導者としても阪神や日本ハムなどで投手コーチを務めた佐藤義則氏がYouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』を8月23日に更新し、このゲームのポイントを語った。
佐藤氏は、この試合を振り返り、2回満塁の場面での大山の守備を絶賛している。「大山が飛びついて、セカンドでアウトを一つ取った。ここに尽きるんじゃないかな」と述べており、序盤での失点を1点にとどめたことで「ビッグイニングを防いだ。抜けていたら(点が)もっと入っているはずだから」と貢献度を強調。さらに「勝利につながる守備だった」と評した。