あるぞ、開幕セカンド!評価高めるドラフト4位ルーキー泉口に対しレジェンド監督も「阿部監督が使う理由がわかる」
阿部監督のチーム操縦術が注目を集めている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
開幕1軍に向け存在感を示している即戦力ルーキーが今度は守備で魅せた。
3月13日に行われたソフトバンクとのオープン戦(ペイペイドーム)に「9番・二塁」で先発出場したドラフト4位ルーキーの泉口友汰(NTT西日本)のスーパープレーが飛び出したのは6回だ。
【動画】覚えておいて損はない!巨人ドラ4泉口が守備でも魅せたスーパープレー
一死一、二塁で迎えた今宮健太のセンター前に抜けそうな打球に飛びつくと、遊撃へ華麗なグラブトス。4-6-3の併殺を完成させてチームのピンチを救った。
キャンプから好調をキープしている内野のユーティリプレーヤーでもある泉口はこの日はセカンドで先発出場。阿部慎之助監督は堅守で知られる吉川尚輝の状態が悪ければ、泉口を使うとまで明言しているが、ベンチの起用に応え、スーパープレーを魅せた。
この守備にはBS朝日の中継で解説を務めた野球評論家の工藤公康氏も「完璧、素晴らしい」と絶賛。続けて「打球に対しての反応も良かったし、タイミングも良かった。泉口を使う阿部監督の理由がよく分かりました」と指揮官がルーキーに期待を寄せることに理解を示した。
工藤氏といえば、ソフトバンクで監督としてチームを率いて、就任7年で5度の日本一を達成する「勝負の鬼」として知られる。その名将をして、高く力を評価された。