「やっぱり素材は一流」球界OBがドラ1捕手に大きな期待。比較対象で古田敦也氏の名も
アマチュア時代から高い評価を受け、ドラフト1位指名された選手たちが一軍での活躍を目指して春季キャンプに挑んでいる。大卒や社会人などの即戦力が期待される選手の一方で、高卒ルーキーが1年目から活躍することは容易ではない。厳しい世界で、高卒1年目から期待される1人が大阪桐蔭から入団した、DeNA・松尾汐恩捕手(18)だ。肩の強さなどに定評のある新人捕手は、春季キャンプを一軍からスタートしている。
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そんな松尾について、現役時代に横浜などで活躍し、引退後もアテネオリンピック日本代表や横浜でコーチを歴任してきた野球解説者の高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルで語った。
DeNAの捕手は、昨季チーム最多出場の嶺井博希捕手(31)が93試合出場(捕手で90試合)だったが、嶺井は国内FAでソフトバンクへ移籍し、捕手の枠がひとつ空いてる。正捕手争いに早くも食い込むであろうルーキーについて高木氏は、「期待値は大きいけど、まだ所作が子どもだな。頭脳は大人かもしれないけどね」と、厳しい評価。その理由については、春季キャンプのヤクルト戦で盗塁を仕掛けられた際に、取ってからすぐ投げずに、キャッチングを優先してしまった場面を挙げた。
「(チームから)今はキャッチングに専念しろと言われているのかは分からないけど。そういう場面って、取ってからすぐ投げなきゃいけない」
「そういうところはこれから学んでいくのかもしれないけど、完成度とすれば俺が思っているよりもちょっと低かった。キャッチャーは扇の要。所作がすごく大事なポジション。そこらへんも相川コーチに教えてもらうといい」
松尾は実直で真面目な印象があると話した高木氏は、もっとロッテ・松川虎生捕手(19)のようなふてぶてしさが欲しいと、昨季高卒ルーキーながら大活躍を見せた松川を引き合いに、松尾の性格にも触れた。