巨人レジェンドOBが見た秋広優人の”評価”と”飛躍の条件” 今季は「ただのきっかけ」来季はフィジカル向上が課題に
さらにラミレス氏からの「2ストライクに追い込まれた際、三振を逃れるために当てに行くバッティングになる」との指摘に対し、小笠原氏からは「彼の年齢であれば、一軍で出るためには、ホームラン狙いではなく、まず打たなくちゃいけない。2ストライクからのアプローチはそこまで間違いではない」と主張。その上で、「ただ、もっともっと大きくすごいバッターになっていくためには、追い込まれた場面でもアベレージを残しつつ、それでも長打が撃てる技術を身に付けることが必要」と話している。
加えて、両OBは秋広のフィジカルにも言及。小笠原氏は「見ていてもまだ身体が出来ていない。大きい身体を使うための機能、強さがまだ備わっていない」と分析。ラミレス氏も「今後2~3年で10kgは大きくなって、さらに強くなって欲しい」と語っている。
小笠原氏は「大げさだけど、大谷(翔平)選手くらいの身体にならなくてはいけない。そこから技術を経験で上げて行き、打席でさらに表現できる」とコメント。スラッガーとしての素質を活かすための身体の必要性を説いていた。
ともに、現役時は球界を代表するホームランバッターとしてファンを沸かせ、球史に名を刻んだレジェンド。その両者が願うような成長曲線を秋広は描いていけるか。若き背番号55は大きな期待を一身に受け、さらなる高みを目指していく。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【ラミちゃんねるの当該動画はこちら/https://www.youtube.com/watch?v=qwzjPP4sSg4】
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