秋広優人よ、進め松井秀喜ロード!乗り越えるべき「大田泰示の壁」とは
しかし-。
巨人に在籍した8年間で、本塁打は合計9本止まり。安定した成績は残せず、1、2軍を行き来し、2016年オフには日本ハムへのトレードが決まるのです。すると、北の大地で開花。栗山英樹監督のもと、2019年には132試合に出場し、20本塁打、77打点と強打者として君臨。1億円プレーヤーへと躍り出たのです。
前述のデスクは続けます。
「大田は本来ならのびのびと大きく育てたかったんですが、確実性を重視する余り、彼の持ち味を削ぐような指導になってしまったことは、今でも悔やまれます。しかし巨人は転んでもタダでは起きず、その時の反省を生かして、岡本和真を見事に4番打者へと育成した実績もある。秋広には松井さんのように、周りのアドバイスをいい意味で“聞き流す”強かさを兼ね備えて欲しい。全て聞いて頭が混乱しては、元も子もないですから」
3日の試合では松井さんが東京ドームで始球式を行い、「新旧55番」が共演します。
見習って欲しいのはその打棒だけでなく、「聞き流す力」。ファンの強い想いを乗せて、フルスイングを貫いて欲しいものです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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