【日本ハム】実ったコンバート シーズン2位の立役者となった26歳捕手の活躍「来てくれてありがとう」
後半戦に入っても勢いは止まらず、8月1日の西武戦では9回にプロ初となるサヨナラホームランを放つと、翌2日のソフトバンク戦では今季10号を放ち、キャリア初の二桁本塁打をマークしたことも話題を呼んだ。
そして郡司にとっても、大きな目標に掲げていた規定打席に9月4日のソフトバンク戦で達成。「ぐんぐん郡司」の愛称の通り、大卒5年目シーズンとなる今季、着実な歩みでチームにしっかり居場所を作った。
サードでの先発機会を増やしたが、8月28日の楽天戦では試合終盤に今季116試合目で初めてマスクを被ると、9月20日の楽天戦では伏見寅威が負傷離脱中ということもあり、今季初のスタメンマスクに抜擢された。
バッテリーを組んだドリュー・バーヘイゲンの球は試合直前にブルペンで初めて受けたというものの、それを感じさせず、制球にやや苦しむ助っ人をうまくリードし、見事勝利に導いた。
さらに22日のオリックス戦でも再びスタメンマスクを任されると、先発・加藤貴之の制球力を活かすリードで、完投勝利に導いた。
プロ5年目の今季は127試合に出場し、打率「.256」、12本塁打、49打点。初挑戦となったサードではチームトップの96試合で先発出場を果たすなど大きく飛躍した。郡司の目覚ましい活躍には、日本ハムファンの間からも「(中日から)来てくれてありがとう」と感謝の声が飛ぶ。
本職が捕手ということもあり、投手がピンチになると声がけに行くシーンも目立つ。攻守にわたってチームを支えた。選球眼を活かした四球での出塁、状況に応じたチーム打撃など様々なシーンで野球センスを発揮した。
新庄監督の4年目シーズンにおいても、キーマンの一人となることは間違いない。来季はどんな活躍を見せてくれるのか、球界を代表するスラッガーへの成長に期待が高まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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