「この選手抜きでは今年は難しかった」新庄監督に言わしめた日本ハム27歳ユーティリティープレイヤーの存在感 圧巻の.302「実力で4番に座っている」
郡司は様々な役割を担いながら、チームを支えている(C)産経新聞社
日本ハムは現在パ・リーグ2位につけ、首位のソフトバンクを追う。
新庄剛志監督がチームを率いて今季で4シーズン目、ここまで79勝55敗(3分け)、節目の80勝まであと1勝と高いレベルで戦い、レギュラーシーズンは敵地で残り6試合を残す。
【動画】日本ハム・郡司裕也の持ち味はこの豪快なアーチにもある
打線では32本塁打、87打点と打撃二冠を手中にしているフランミル・レイエスの力強さも目立つ中、チームを支えたのは現在、4番を託されている郡司裕也の奮闘にもある。
新庄監督は9月23日に行われた本拠地レギュラーシーズン最終戦のセレモニーの中で郡司に関して「この選手抜きでは今年は難しかった」とコメント。本職は捕手ながら、シーズン中は一、三塁、外野では左翼まで務め、どの打順でも仕事を果たし、現在は4番として打撃でも頼もしい姿を見せる背番号30を高く評価した。
郡司は2023年途中に中日からトレード加入。力強い打撃でアピールすると、さらに貪欲な姿勢を示したのは翌24年シーズンだ。キャンプ直前に三塁を守る清宮幸太郎がケガで出遅れると、三塁手として挑戦を首脳陣に直訴。結果として出場機会を増やし、プロ5年目シーズンで初の規定打席に到達。127試合に出場、打率.256、12本塁打、49打点と飛躍に結びつけた。
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