羽生結弦、日中国交正常化50周年式典参加の「意義」…「100人の外交官に匹敵」との声
大局的に見れば、日中関係は決して盤石とはいえません。政治的、経済的なパワーバランスを巡っては、常に軋轢が生じ、そんな「反日感情」「反中感情」を自身の支持率アップに利用しようとする政治家が、放言を繰り返しています。
そんな現状を踏まえ、前述の記者は「特別ゲスト・羽生結弦」の意義を、こう説明するのです。
「私が北京で見たのは、羽生結弦という一人のトップアスリートが、100人の外交官にも匹敵するんじゃないかと思わせるほどの『存在感』でした。中国のファンたちは羽生さんを通じて日本を、日本人を少しでも理解しようと努めてくれた。そんな光景は、我々メディアにとっても熱く、うれしく思えるものでした。そういう意味でも今回は適役としか言いようがない。羽生さんのスケートは言語を超え、国境を簡単に超えてしまうものですからね」
当日は自らのパフォーマンスにどんなメッセージを込めるのか。日本国内だけでなく、広く中国大陸の人々も、その瞬間を楽しみに待つことになりそうです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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