糖尿病神経障害とは?初期症状から予防・治療まで

タグ: , 2025/11/26

「池尻大橋・三宿・駒場の整形外科・内科「池尻大橋せらクリニック」(https://sera-clinic.com/)」

 糖尿病は血糖値が慢性的に高くなる病気です。その影響は全身に及びますが、特に神経にダメージを与えることで「糖尿病神経障害」を引き起こすことがあります。

神経障害は糖尿病の三大合併症のひとつであり、進行すると日常生活に大きな支障をきたします。早期発見と予防が何より重要です。

【関連記事】糖尿病の合併症 ―「しめじ」と「えのき」で覚える全身への影響

糖尿病神経障害とは?

血糖値が高い状態が続くと、血管の内皮や神経そのものが障害されます。神経は酸素や栄養を血管から受け取っていますが、高血糖によって血流が悪化し、神経が機能不全を起こします。
特に影響を受けやすいのが末梢神経(手足に分布する神経)で、感覚や運動の異常が起こります。

主な症状

糖尿病神経障害は、障害される神経の種類によって症状が異なります。

1. 末梢神経障害(感覚・運動)
・足先や手先のしびれ
・チクチクする痛みや灼熱感
・感覚が鈍くなる(けがや火傷に気づきにくい)
・足の筋力低下や歩行障害

2. 自律神経障害
・立ちくらみ(起立性低血圧)
・発汗異常(汗が出にくい・止まらない)
・消化不良、便秘・下痢の繰り返し(糖尿病性胃腸障害)
・勃起障害(ED)
・膀胱機能障害(残尿感、尿漏れ)

3. 局所性神経障害
顔面神経麻痺
手首や肘の神経圧迫によるしびれ(手根管症候群など)

なぜ怖いのか?

糖尿病神経障害の怖い点は、症状がないまま進行することです。
例えば足の感覚が鈍くなると、小さな靴ずれややけどに気づかず放置し、感染や潰瘍を起こします。これが「糖尿病足病変」に進行し、最悪の場合は足の切断に至ることもあります。

また、自律神経障害による低血糖無自覚症は、命に関わる危険もあります。

「フィットネス」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP ユメロン黒川:寝姿勢改善パッド「nobiraku」 寝ている間が伸びる時間

腰が気になる方!腰まわりの予防に、試してみませんか? 寝ている間が、ととのう時間。 nobirakuはパフォーマンス向上の為の“大人のお昼寝”にも最適!

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム