免疫力低下のサインかも?お口もとに出る「免疫力ダウン」のシグナルとは
免疫力が低下することで起こる身体の変化
加齢のほかにもストレスや偏った食生活、不規則な生活や睡眠不足、運動不足、喫煙などにより免疫力は低下してしまいます。
免疫力が低下すると、全身に以下のようなサインが現れます。
免疫力低下により身体に現れる症状
・にきびや吹き出物などの肌荒れ
・のどや鼻の炎症が起きやすく、風邪をひきやすくなる
・心臓疾患や糖尿病、がんなど危険リスクの高い病気にかかりやすくなる
免疫力低下によりお口もとに現れる症状
免疫力が低下すると、お口もとにも以下のような症状が現れます。
・口内炎やヘルペスができやすくなる
・虫歯や歯周病にかかりやすくなる
免疫力の低下で発症しやすい口内炎
お口もとの代表的なトラブルである口内炎とは、口内の粘膜に起こる様々な炎症の総称です。
その中でも多いのが、「アフタ性口内炎」で、2~10ミリほどの白い潰瘍ができ、周囲が赤く腫れます。
ほかには「ヘルペス性口内炎」「カンジダ性口内炎」などもあります。
口は外界と接しているので、様々なウイルスや細菌が入りやすく繁殖が起きやすい場所です。
普段は免疫力で防御していますが、免疫力の低下により口内炎ができやすくなります。
免疫力とむし歯・歯周病リスクの関係
口腔内には、300種類以上の常在菌がいます。
むし歯の原因菌も皆さんのお口の中に必ずいますが、免疫力によって虫歯菌から私たちの歯は守られています。
しかし免疫力が低下すると、虫歯菌や歯周病が免疫力に勝ってしまい虫歯を作りやすくしてしまいます。
また、「しっかり歯みがきをしているのに虫歯になりやすい」「もともと虫歯になりやすい」という方は、免疫力が低下していたりもともと免疫力が弱かったりすることがあります。
反対に、免疫力が高まると虫歯や歯周病にかかりにくくなります。
虫歯や歯周病の予防には、日々の歯磨きや定期健診だけでなく免疫力アップも重要なのです。