【コロナ感染記】六本木の夜の店で働く人がコロナ陽性になったリアル ~発熱から入院まで編~

タグ: 2020/4/17

 「お店は東京都が外出自粛要請を呼びかけた3月28日からパタリと客足が減りました。それまではコロナ対策で間隔を空けたりして営業していましたけど、結構お客さんは入っていましたね。スタッフやお客さんの周りでも感染している人を聞いたことがなかったので、コロナに対して全く実感はなかったし、まさか自分が感染するとは夢にも思っていなかったです・・・」

 そう、明かしてくれたのは、都内・六本木のバーに務める男性Aさん(24歳)。新型コロナウイルスに感染し、入院治療を受けることが決まったAさんに、体調の変化や症状、入院までの流れを聞いた。

※写真はイメージです

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発熱~入院まで時系列で振り返る


 Aさんの証言と体験をもとに、新型コロナウイルス感染症の陽性判定が出るまでの過程をまとめた。

4月3日(金) 発症
・ 起きてからダルさはあったが熱などはなかったので、通常通り電車で六本木まで通勤。20時から開店。
・ しかし、ダルさがあったり、お客さんもいなかったので、通常は朝4~5時くらいまでの営業のところ、早めに店を閉めて22時過ぎには帰宅。
・ 自宅に帰って熱を測ったら37.3度くらいあった。鼻がムズムズする、鼻がつまりかけている、風邪のような感じがした。
・ 今思えば、日ごろ頭痛になる事は無いけど、この日か少し前くらいから目の奥の方がズキズキする感覚があった。

4月4日(土) 保健所へ最初の電話
・ 起きて気付いたら、味覚、嗅覚がなかった。その状態が6日間くらい続いた。
・ おかしいと感じ、保健所へ連絡したがつながらない。
・ その後も一日中、約200回ほど電話したが(本人談)、全くつながらなかった。

4月5日(日) 保健所へ電話&自宅待機
・ 朝一、9時から保健所に電話をし続けて、5回目くらいでつながった。
その際に、以下のように言われた(本人証言)。

1. 既に発症している人と濃厚接触があった人
2. 直近で海外渡航歴がある人

に該当する人を優先して検査している。

どちらも該当していないAさんは、1回目の電話では検査に応じてもらえなかった。再度電話したが同じ対応なので、しばらくは自宅待機をすることに。

4月9日(木) 保健所へ電話&検査
・ 職場のオーナーから「仕事の予定が立たない」とプレッシャーがかかり、保健所へ電話する。
・ 頼み込んでようやく検査が受けられるようになり、検査を受けた。

4月11日(土) 検査結果
・ 検査の結果が出て陽性判定。
・ 保健所からは、

1. 入院先については改めて連絡する
2. 最低でも1週間入院
3. 2回検査して、2回とも陰性が出ないと退院できない

と伝えられる(本人証言)。





4月13日(月) 保健所からの電話
・ 朝一、保健所から連絡があったが、電話を取り損ねた。
・ 折り返すと、
「予定していた入院先はもう他の人で埋まってしまった。電話を取らないと、入院が後回しになる(連絡がつく人から先に入院が決まる)」
と言われる(本人証言)。

4月14日(火) 保健所からの電話
・ 保健所より、
「病院が空き次第、入院してください。迎えに行くので、自分で動かないでください」
と連絡がくる。

4月15日(水)
・ 保健所より連絡待ち

4月16日(木)
・ 保健所より連絡があり、夕方頃に入院

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