「#Metoo」の次は「#Kutoo」が拡散?男性には我慢できないその痛みとは?
男性がハイヒールにチャレンジした結果…
外回りの営業職や接客業、事務職でも「マナー」として履くことが暗黙のルールになっているケースが多いのだという。「みんなパンプスやハイヒールが平気だと思っていたけど、実は我慢していただけと知って驚いた。みんなが苦痛なく働ける環境をつくりたい」。
ヒールやパンプスを職場で強制されることによる健康被害や弊害がネット上にあふれる。
「靴ずれして出血は当たり前。合う靴なんかない。外営業で長時間歩くのはつらい」
「外反母趾(ぼし)になった。腰痛や肩こりの原因になる」
「災害の多い日本で、避難する状況になった時、走りにくい」
署名活動には反対意見もあるが、反響で意外だったのは男性からの反応。「大変な思いをしても、はくのはオシャレのためと思ったが、職場で強制されているとは知らなかった」という声が多いという。なかには「実際にヒールをはいてみた」という男性も出現。
「ヒールが高くて安定しなくて恐怖」
「急いでいても走ることができない」
「長くは歩けない。あまりの痛みに悶絶(もんぜつ)」
「もう2度とはくことはない」
チャレンジャーの大半は心が折れる結果となっている。石川さんは署名活動の宛先を厚生労働省にした。
「雇われる立場から上に要望を出すのはとても難しいこと。意見することによって、仕事での人間関係や扱いが不利になる可能性がある。会社に通達をしてもらい、会社側から『今後は女性のみヒールやパンプスを強制することをやめます』と言ってもらえるような職場環境づくりを目指します。これまで通り履きたい人は自由に履き続ければいいし、履きたくない人には履かない選択肢を与えて欲しい」
女性の足元の「マナー」に対する苦痛の訴え。男性には我慢できないという痛みと健康被害。声はどこまで届くだろうか。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]