本場への留学で開けた視野 ピアニスト・永田美穂さん
2017.10.17
背中を押した「日本で経験できない辛い経験をしてらっしゃい」と言う恩師の一言
異文化コミュニケーションの楽しみ方 ピアニスト・永田美穂さん。
出身は山形。桐朋女子高音楽科、桐朋学園大音楽学部演奏学科での研鑽を経て、フランス留学を決断する。
「高校、大学と桐朋に通っていて、その時の先生がヨーロッパで学んだ方だったんです。それで先生から『まずは行って、生活することが大事だから、行ってらっしゃい』と。生活すると、フランス人の特徴だったり、文化だったりを目の当たりにするので、それが音楽にもつながるし、日本で経験できない辛い経験をしてらっしゃい、と。言葉の壁、文化の壁、全て大変でした。」
日仏両国での経験から学んだ事
フランスでの異文化交流を通じ、日仏両国の良さを体感することができた。
「フランスの方は時間の使い方が非常に上手。いろんなものに興味があって、休みになると行動して。やりたい事をやるというのが見ていて気持ちいいぐらい。そして、働くときはちゃんと働く。疲れて何もしないとか、そういうことはないのです。」
「日本ってすごいなあと思うことも多いです。本当に働く文化なので、仕事や物事が時間通りに進む。できることが早いし、多い。」
百聞は一見に如かず。現地の空気を存分に浴びて、人々とふれあうことでしか、吸収できないことはたくさんある。そして日本の良さを実感できたのも、フランスでの日々の賜物なのだ。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
〔文/構成:ココカラネクスト編集部 〕