ストレスを感じる満員電車での対処法

タグ: , , 2018/3/23

満員電車をストレスではなく、好きなことを考える時間と捉える


 臨床心理士の深瀬と申します。企業の研修講師、職場環境に関する改善提案などを中心に活動しています。今回は「ストレスを感じる満員電車での対処法」についてお伝えします。電車に乗っている時間を少しでも快適にするために、以下のような対処法をご紹介します。

1.好きなことを考える時間にする

 例えば、旅行が好きな人は、これまでに訪ねた地域で気に入った場所、これから行ってみたい場所のことを考える。船に乗るのが好きな人はクルージングしている姿をイメージする、などです。人は楽しいことを考えれば心地良さが増加しますし、苦しいことを考えれば苦しさが増加します。

2.瞑想の時間に充てる

 瞑想は静かで落ち着いた環境に身を置いて行うのが望ましいとされています。しかし、満員電車の中でも行えます。例えば、自分の呼吸に意識を向ける、自分の足裏の感覚に集中するといった方法があります。人は意識を向けたものにいっそう強い感覚を覚えます。楽しいことを考えれば心地良さが増加し、苦しいことを考えれば苦しさが増加するのと同じです。ですから、意識を向ける対象を、混雑した車内の苦しさや不快感から呼吸や足裏にします。

3.勉強の時間、音楽を聴く時間、その他

 混雑した車内で読書は難しいかもしれませんが、興味のある分野の教材をヘッドホンやイヤホンで聞く時間にする方法もあります。音楽が好きな人は音楽を聴くのも一つの方法です。ただし、周囲の人に配慮して、音量は小さくすることを忘れずに。また、筋力トレーニングの良い機会と捉えることもできます。「電車に乗っている時間は脚の筋力を向上させる時間」と捉えて、できる範囲で脚に力を入れたり、力を弱めたりします。

 「満員電車=ストレス」と捉えるよりも、「満員電車=好きなことを考える(瞑想、勉強、音楽を聴く、筋力トレーニング)時間」と捉え、これを習慣づけたら、ストレスも少し軽くなるのではないでしょうか。


■編集部からのお知らせ
3月7日に発売の雑誌「CoCoKARAnext」では読売ジャイアンツ・菅野智之投手のインタビューの他、プロ野球選手に学ぶ仕事術などストレスフルな時期を乗り越える情報を掲載。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部 平尾類]

深瀬 砂織(ふかせ・さおり)

東京都出身。臨床心理士でシニア産業カウンセラー、2級キャリア・コンサルティング技能士、キャリアコンサルタントの資格を持つ。企業の研修講師、職場環境の改善提案、経営者、人事労務担当者へのアドバイス、大学、自治体での講演など全国各地で精力的に活動している。

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