「トレードの憶測が飛び交っている」メジャー2年目の吉田正尚にシビアな現地評 今オフ放出の可能性にも言及「フィットしているようには見えない」
守備に課題を抱える吉田の評価は決して高くないようだ(C)Getty Images
レッドソックスでのメジャー2シーズン目、吉田正尚は前半戦で左手親指の怪我にも苦しみながら、打線の中軸を務めた。アレックス・コーラ監督の起用法も注目を集め、今季はほぼ指名打者での出場が続き、守備面の課題もより浮き彫りとなった。
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吉田がメジャー3シーズン目を見据える中、兼ねてより囁かれているトレード移籍の話題が現在も伝えられている。米誌『Sports Illustrated』では現地時間10月3日(日本時間4日)、公式サイト上において、吉田の今季のパフォーマンスを踏まえ、今オフでのトレード放出の可能性に言及している。
同メディアは、すでに全日程を終えたレッドソックスについて、「長く寒い冬を迎える中、2025年の開幕戦のラインナップに関する疑問が至る所で浮上している」と綴っており、その上で「指名打者のマサタカ・ヨシダは、オフシーズンの多くの議論や討論の中心になるだろう。ボストンでの5年総額9000万ドルの契約の2年目を終えたばかりの31歳は、現在のロースターに完璧にフィットしているようには見えず、トレードの憶測が飛び交っている」と指摘する。
続けてこの2シーズンの成績を振り返り、「公正に見れば、ヨシダがレッドソックスでの2年間で『悪かった』とは言いがたい。彼の通算OPS.775とOPS+111は、多くのチームが喜んで契約したい数字だろう」としながらも、「しかし、これらの数字はチームが指名打者から期待するものではなく、また、ヨシダ自身が日本で残していたほどの成績でもない」と評価。レッドソック入団時からの「コンタクトヒッター」という前評判通りのパフォーマンスが発揮されていないと断じている。