【日本ハム】今季チーム躍進を支えた若き守護神 育成出身、21歳剛腕の活躍を振り返る
柳川はプロ3年目にして、大きく飛躍を示した(C)産経新聞社
2年連続最下位から今季2位フィニッシュと大躍進を遂げた日本ハム。快進撃の裏には、様々な選手の活躍があった。今回は、シーズン中にチームのピンチを救った、新守護神候補にスポットを当てる。
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2021年、九州国際大付高から育成3位で入団した柳川大晟、191cmの長身から投げ下ろす最速157キロの速球が武器の右腕は5月10日に支配下登録され、背番号も123から95に変更された。
支配下登録後すぐの5月26日の楽天戦でプロ初登板初先発。ファームでは好成績を残していただけに期待されたものの、3回65球を投げ3安打3失点。制球にも苦しみ、ほろ苦デビューとなった。
再びファームで中継ぎとして調整を重ね、7月16日に再登録されると、存在感を発揮したのは8月に入ってから。守護神を務めていた田中正義が不調のため6日に登録を抹消。大事な夏場の戦いにおいて、新守護神を誰が担うのかが注目されたが、新庄剛志監督が抜擢したのは、守護神経験のない柳川だった。
守護神として最初の登板となったのは8月7日の楽天戦(楽天モバイル)。2点リードの9回にマウンドに上がると、1安打無失点と最後を締め、プロ初セーブを記録した。
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