反発必至の電撃トレードはなぜ成立? レッドソックスが10年453億円の主砲デバースを放出した理由「もう我慢の限界だった」
レッドソックスへの苛立ちを隠さずに振る舞ってきたデバース。(C)Getty Images
急転直下の電撃的なトレードが波紋を呼んでいる。
現地時間6月15日、レッドソックスは、主砲のラファエル・デバースを、ジョーダン・ヒックス、カイル・ハリソン両投手ら4選手と引き換えにジャイアンツへトレードすると正式発表した。
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まさにエポックメーキングな取引である。2017年メジャーデビューを飾ったデバースは、生え抜きの28歳。2019年には打率.311、32本塁打、115打点を記録し、チームの看板選手となっていた。
2024年には10年総額3億1350万ドル(約453億円)で超大型契約を締結。“生涯レッドソックス”のキャリアを歩むと目されていたが、まさかの形で退団となった。
もっとも、今季は本人と球団の間に溝が生じていた感は否めない。というのも、レッドソックスは昨オフにアストロズからFAとなっていた三塁手アレックス・ブレグマンを獲得。これによってデバースは、指名打者でのプレーを命じられていた。
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