ホーナー氏の電撃解雇で角田裕毅は“復活”なるか 英専門メディアが説く新指揮官との関係性「道を見失ったツノダにとって最良」
レーシングブルズ時代に師弟関係にあった角田とメキーズ氏。(C)Getty Images
不振脱却を目指した抜本的な改革は功を奏するのか。F1の名門レッドブルの“今後”に関心が集まっている。
その改革は突然、敢行された。現地時間7月9日、CEO兼チーム代表のクリスチャン・ホーナー氏を解任。後任として姉妹チームのレーシングブルズでチーム代表を務めていたローラン・メキーズ氏を招聘した。
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ホーナー氏の手腕に疑いの余地はなかった。レッドブルがF1に参戦した2005年から陣頭指揮を執ってきた名物指揮官は、ここまで406戦で優勝124回、コンストラクターズチャンピオンシップ制覇6回、ドライバーチャンピオンシップ制覇8回という輝かしい実績を残してきた。
もっとも、近年のレッドブルはドライバー交代を繰り返すなどチーム内部が混乱。今季もコンストラクターズランキングでトップのマクラーレンから288ポイント差の4位と大きく水を空けられるなど、改善の兆しは見られず……。そうした泥沼化する状況下で断行されたクビ切りは、チーム刷新するための“切り札”とも言える。
世界的に驚きを呼んだ異例の指揮官交代によって、チーム内の緊張感が高まっているのは想像に難くない。一方で現場の空気が変わることで、不振脱却の可能性が出たのも事実だ。とりわけ、“復活”の期待を集めるのは、レーシングブルズ時代にメキーズ氏と苦楽を共にした角田裕毅だ。
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