日本ハムの「リーグ最強打者」がこのまま突っ走るか 外国人選手の前半戦を総チェック【パ・リーグ 編】
本塁打、打点ともにリーグトップのレイエスが後半戦どこまで、成績を伸ばせるか(C)産経新聞社
プロ野球はオールスターブレイクを経て、7月26日からレギュラーシーズンが再開される。優勝を目指すチーム、CS進出を狙うチームなど、それぞれの目標が明確になる中、外国人選手の働きはこれまで以上に重要になるだろう。
そこで、各チームの外国人選手について、前半戦のパフォーマンスをまとめていきたい。本稿はパ・リーグ編だ。
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■日本ハム、ソフトバンク
新庄剛志監督4年目で首位を走る日本ハム。その原動力は四番に座るフランミル・レイエスだ。
豪快なスイングから各方向に放物線を描き、20本塁打、56打点はともにリーグトップと圧巻の打撃。そのバットで何度もチームを勝利に導いている。「リーグ最強打者」の呼び声高いレイエスは後半戦もキーマンになるのは間違いなく、どれだけ数字を伸ばすか楽しみだ。
また、加入3年目のアリエル・マルティネスや、出戻りのドリュー・バーヘイゲンらの活躍にも期待したい。
日本ハムを追うソフトバンクは、今季もリバン・モイネロが無双状態を続けている。先発転向2年目の今季も切れ味鋭い変化球は健在で、8勝2敗&防御率1.27をマーク。2年連続の最優秀防御率に向け視界良好だ。
ただ、その他の外国人選手がことごとく不振に陥ったり、故障に見舞われているのは心配。特に抑えのロベルト・オスナと、中継ぎ左腕のダーウィンゾン・ヘルナンデスが復調しないと、優勝への道は明るくならない。
■オリックス、西武
CS圏内に入るオリックスは外国人投手が重責を担う。
来日2年目のアンダーソン・エスピノーザは3勝と勝ち星こそ伸びないものの、チーム4位の14先発とローテの一角に。他方、アンドレス・マチャドとルイス・ペルドモはチーム登板数のワンツーを占め、勝ちパターンを形成。ジョーダン・ディアスとエドワード・オリバレスの野手陣が機能すれば、上位追撃につながるだろう。
西武は外国人補強がうまく行った球団の一つだ。
タイラー・ネビンは開幕から一塁のポジションをつかみ、シュアな打撃で打率.289、10本塁打、40打点を記録。献身的なプレースタイルでチーム内外の支持を集め、球団は早くも契約延長を締結している。救援右腕のトレイ・ウィンゲンターも長身から繰り出す速球を武器に、開幕から勝ちパターン入り。リーグ3位の22ホールドポイントを挙げている。
オリックスから加入のレアンドロ・セデーニョはここまで振るわないものの、7月にはMLB通算72発のJ.D.デービスを補強。打線強化を図っている。






