ソン・フンミンが“大谷翔平級”の影響を生む? 米記者が説くMLS行きに大枚が叩かれた背景「オオタニのいわばサッカー版」
MLSの新興クラブであるロサンゼルスFCに移籍したソン・フンミン(C)Getty Images
文字通り歴史的な契約となった。
現地時間8月6日、米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスFCは、トッテナムから韓国代表FWのソン・フンミンとの契約を発表した。基本的な契約年数は2027年までで、そこに2028年の契約延長オプションと、2029年6月までとなる追加オプションがそれぞれ付随する。
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何よりも驚くべきは壮大な契約規模だ。クラブ側から公表されてはいないものの、米スポーツ専門局『ESPN』などによれば、移籍金はMLS記録を更新する2600万ドル(約38億円)に及んだという。
「今回の契約は約9年にわたる準備の結実だ」
そう語ったのは、ロサンゼルスFCの共同オーナーを務めるジョン・ソリントン氏だ。2016年からソン・フンミンの獲得を「夢見ていた」という同氏をはじめとするクラブ上層部は「私たちが追求する価値、選手ファーストの環境構築、そしてLAを世界的な舞台にするというビジョンと完全に合った」と、大枚を叩く決意を固めた。
フリートランスファーでMLSにやってきたリオネル・メッシ(現インテル・マイアミ)やデイビッド・ベッカム、ズラタン・イブラヒモビッチ(いずれも元ロサンゼルス・ギャラクシー)と肩を並べる規模の年俸を得るというソン・フンミン。そんな韓国代表FWに期待されるのは、グラウンド外での影響力だ。






