大谷翔平は“謙虚じゃないのか” 無視された少女の声に広まった擁護の声「アスリートも人間。出会いが理想的ではない場合もある」
世界的なスターとなった大谷。彼が全てのファンの求めに応じるのは容易ではない(C)Getty Images
大谷翔平(ドジャース)に対する野球少女の“訴え”が波紋を呼んだ。
ファンとしての正直な主張でもあった。現地時間8月17日、メッツとマリナーズの一戦とともにペンシルベニア州で開幕したリトルリーグ・クラシックの模様も中継したスポーツ専門局『ESPN』は、オーストラリア代表で出場しているモニカ・アルキュリ選手のインタビューを二元で生中継継。ここで「野球が好き」と語った彼女は、唐突な“大谷批判”を展開した。
大谷がエンゼルスに在籍していた2023年にロサンゼルスで観戦機会があったというアルキュリさんは、全米中継のカメラの前で、こう切り出した。
「オオタニが打席に立っていた時、ファンが入れないエリアにホームランを打ったんです。それで、ある男の人がボールを拾って私の弟に渡したんです。翌日、私たちは最前列のVIPボックスへ行き、オオタニにサインをお願いしました。でも、彼は横目でチラリと見るだけで、好意的な視線は向けてくれませんでした。それ以来、私は彼を好きになったことはないです。彼はあまり謙虚ではありませんでしたし、あれは私のスタイルではありません」
ファンや一部メディアの間では、「聖人君子」が如く扱われている大谷。そんな大スターに対する赤裸々な訴えは、驚きを広げた。
もっとも、大谷側の事情は不透明ではある。ゆえにアルキュリさんを傲慢な態度で無視したかは分からない。
そうした事情を考慮し、米メディアでも思わぬ形で批判を受けた大谷に“配慮”する声が上がっている。スペイン紙『Marca』の米版は「若いファンにとっては、たとえ小さな行為でも大きな意味があったかもしれない」と前置きした上で「これは伝説的な人物でも完ぺきではなく、悪い日があることを示している」と指摘した。






