「私は完全に間違っていた」元ド軍GMが告白 大谷翔平の二刀流に覆された“野球観”「打者としては大成しないと考えていた」

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二刀流で逆風を吹き飛ばしてきた大谷(C)Getty Images

 今季に投手として復活を果たした大谷翔平(ドジャース)は、投打二刀流が当たり前のように再起させた。

 攻守における偉才ぶりは数字が物語る。現地時間8月22日時点で、打っては打率.285、44本塁打、OPS1.018とハイアベレージをマーク。投げては、すでに10度の先発を消化。防御率こそ4.61ながら、奪三振率11.52の支配的な数値を残している。

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 現球界で「唯一無二」と言われる大谷の投打二刀流。現時点で彼を「憧れ」として語る者はいても、実際に同じレベルでこなせる選手が一人も現れていないのは、その凄みを如実に示す事実と言えよう。

 もっとも、投打両面におけるここまでの成功は球界関係者たちにとっても“想定外”だったという。現地時間8月20日、米スポーツ専門局『ESPN LA』のポッドキャスト番組に出演した元ドジャースGMであるネッド・コレッティ氏は、若き日の偉才を振り返った。

 他でもないコレッティ氏は、花巻東高校時代から大谷のポテンシャルに惹かれていた一人だった。実際、綿密なスカウティングは日本ハム時代にも行っていたが、当時は二刀流としての成功に確信が持てていなかったという。

「私は彼がエンゼルスと契約する前からスカウティングをしていた。ただ、投手として成功はすると思っていたが、打者としてはそこまで大成はしないだろうと考えていた。この私の考えは完全に間違っていた」

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