「日本列島が大きな衝撃を受けている」——来年WBCで『Netflix』独占放送権獲得に韓国メディア「放映権料が5倍に」
前回2023年大会で侍ジャパンを世界一に導いた大谷翔平(C)Getty Images
米大手動画配信サービス『Netflix』が来年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本国内での独占放送権を獲得したことを受け、韓国メディア『OSEN』は現地8月27日に「地上波放送が消滅する前例のない事態に、日本列島は大きな衝撃を受けている」と伝えた。
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『OSEN』は「Netflixが全47試合のオンライン独占生中継を行う」と報じた上で、「2023年大会でTBSとテレビ朝日が共同配信を行った時と比べ、放映権料が実に5倍に跳ね上がった」と指摘。前回は30億円規模だったが、今回は150億円前後に急騰し、日本の地上波局が到底負担できない水準に達したと説明している。
同メディアはまた、日本国内での反応にも注目。「大谷翔平(ドジャース)の活躍で国民的な熱気を呼び、爆発的視聴率を記録したWBCの中継から、地上波が完全に外れる構図となった」として、「日本の新聞・テレビ界が黒船来航に例えるほど強い衝撃を受けている」と表現した。
さらには、本大会1次ラウンド東京プール(東京ドーム)計10試合の主催者を務める読売新聞社の不満にも言及。これまでWBC運営団体(WBCI)との橋渡し役を担ってきた同社が「当社を通さず直接Netflixへ放送権が渡った」と不快感を示したと紹介し、「日本メディアの間に裏切られたという怒りが渦巻いている」と評した。






