あるぞ首位打者 巨人・泉口友汰のブレイクはドラフトに新たなトレンドを生み出すか
泉口の台頭は社会人野球に好影響を与えそうだ(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
開幕前、ここまでのブレイクを予見した人はどれほどいたことでしょうか。
巨人の2年目内野手・泉口友汰です。ルーキーイヤーの昨季は66試合に出場し、打率.201の成績でした。同じショートを守る門脇誠のバックアップとして「守備の人」のイメージでしたが今季、バットが開花。9月1日現在、110試合に出場し、「投高打低」のセ・リーグで打率.293、5本塁打、29打点と活躍し、首位打者をうかがうまでに成長を遂げているのです。
【動画】流し打ちも鮮やか!勝負強さが際だつ、泉口の打撃シーン
スポーツ紙のデスクは言います。
「泉口は大阪桐蔭高校、青山学院大、NTT西日本とアマチュア球界のエリートコースを歩んできた好選手でしたが、『社会人で長くプレーして、ゆくゆくはアマチュアの指導者になるタイプかな』と見られてきました。だから2023年秋のドラフトで巨人が4位で指名したときには『泉口がプロか!』と、社会人野球界隈は盛り上がったものでした」
力強さを増した打撃に加え、前述のデスクは選球眼の良さもブレイクの要因だと言います。
「今季ここまで、泉口はチームトップの40四球を選んでいます。しっかりとボールを見極め、出塁への強い意識がうかがえます。出塁率.3568はリーグ3位ですから、このあたりも首脳陣から信頼されるポイントの一つでしょう」






