高血圧と食事 ― 食べてはいけないものと控えるべき理由
「池尻大橋・三宿・駒場の整形外科・内科「池尻大橋せらクリニック」(https://sera-clinic.com/)」
はじめに
「血圧が高い」と言われると、多くの方が「減塩しなければ」と考えます。もちろん塩分制限は非常に大切ですが、それだけでは十分ではありません。実は、高血圧を悪化させる食品や食習慣は塩分以外にも存在します。
本記事では、「高血圧の人が特に控えたほうがよい食品」を中心に、その理由と代替の工夫について解説します。
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1. 塩分の多い食品
加工食品・外食に要注意
・インスタントラーメン、カップ麺
・漬物、梅干し
・ハム、ソーセージ、ベーコン
・スナック菓子、せんべい
・ファストフード、丼物やラーメンなど外食
これらは1食で 1日の推奨量(6g未満) を超えてしまうこともあります【日本高血圧学会ガイドライン2025】。
特に「汁物のスープ」「調味料のかけすぎ」が盲点です。
対策:
・スープは残す
・減塩しょうゆ、減塩みそを使用
・香辛料やレモン汁で味を補う
2. 飲み物にも潜む落とし穴
・清涼飲料水:糖分過多で肥満・糖尿病リスク増 → 高血圧悪化
・アルコール:少量なら血流改善効果もあるが、習慣的に飲むと血圧上昇。特にビール・日本酒など糖質が多い酒類は注意
厚労省推奨:1日アルコール 20g未満(日本酒1合、ビール中瓶1本程度)
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