脂質異常症を改善するための方法 ― 生活習慣からできる実践ステップ

タグ: , 2025/9/19

「池尻大橋・三宿・駒場の整形外科・内科「池尻大橋せらクリニック」(https://sera-clinic.com/)」

はじめに

 脂質異常症は、放置すると動脈硬化を進め、心筋梗塞や脳梗塞といった重大な病気につながるリスク因子です。しかし裏を返せば、生活習慣を見直すことで改善・予防ができる病気でもあります。

今回は、脂質異常症を改善するために日常でできる方法を整理し、医療機関でのサポート体制についてもご紹介します。

【関連記事】脂質異常症の症状とは? ― 自覚のない“サイレントリスク”に気づくために

1. 食事改善:脂質異常症対策の第一歩

食事の内容を変えることは、血中コレステロールや中性脂肪を改善する最も効果的な方法のひとつです。

▼減らすべき食品

・飽和脂肪酸(バター・ラード・霜降り肉・揚げ物など)
・トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニングを含む菓子・パン)
・過剰な糖質(清涼飲料水、スイーツ、精製炭水化物)

▼増やしたい食品

・魚(特に青魚:EPA・DHAが中性脂肪を下げる)
・大豆・大豆製品(イソフラボン・植物性たんぱく質)
・野菜・海藻・きのこ類(食物繊維がコレステロール吸収を抑える)
・オリーブオイルやナッツ(不飽和脂肪酸)

⇒ 日本動脈硬化学会ガイドラインでは、総摂取カロリーの適正化+飽和脂肪酸の制限+食物繊維摂取増加を強く推奨しています。

2. 運動習慣をつける

運動はHDLコレステロール(善玉)を増やし、中性脂肪を下げる効果があります。

・有酸素運動:ウォーキングやサイクリングを1日30分、週5日以上
・筋力トレーニング:スクワットや腕立てを週2〜3回
・生活活動の工夫:階段利用、1駅歩く、家事を積極的に行う

⇒ 「特別な運動」よりも、「日常の中で体を動かす」ことを積み重ねる方が継続しやすいです。

関連記事

「フィットネス」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP ユメロン黒川:寝姿勢改善パッド「nobiraku」 寝ている間が伸びる時間

腰が気になる方!腰まわりの予防に、試してみませんか? 寝ている間が、ととのう時間。 nobirakuはパフォーマンス向上の為の“大人のお昼寝”にも最適!

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム