不振の千賀滉大は自らメジャー復帰に「追試」を選択 マイナー戦終了により打者相手の実戦形式登板で調整へ
千賀の完全復帰が待たれる(C)Getty Images
不振により傘下3Aシラキュースでの再調整を進めている千賀滉大は、メジャー復帰前に自らに「追試」を課したようだ。『ESPN』電子版が伝えた。
千賀は現地時間18日にマイナー再調整後2度目の登板となるリーハイバレー戦に先発。3回2/3を6安打4失点、4奪三振で敗戦投手となっていた。ルール上は20日からメジャー復帰が可能だが、同サイトは「理想的な20日からのメジャー復帰というシナリオは起こらなかった」と報じた。
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「センガは18日の登板翌日、球団関係者への電話でメジャーのレベルで登板する準備ができていないと語った。健康であるにも関わらずだ」
3Aのレギュラーシーズンは21日で終了する。公式戦での登板機会は得られないため、千賀は22日か23日に、打者と実戦形式で対戦するライブBPに登板し、メカニックの改善を求めていくという。
同サイトによれば、千賀がフィジカル的に問題がないのに、マイナーでの調整を希望するのはこれが初めてではないという。昨年、右肩の状態が落ち着いた後、シーズンデビューを遅らせたのは、メカニックの改善を右腕が求めて調整登板を重ねたからだという。その間に左ふくらはぎを痛めてしまい、戦列復帰はシーズン終了間際までずれ込んだ。
今季は6月12日のナショナルズ戦で右太もも裏を痛めて負傷者リスト入りするまで、リーグでも屈指の数字を残し支配的な投球を続けていた。その時点で13試合に先発して73回2/3を投げて、防御率1.47。シーズン序盤はドジャース・山本由伸らとリーグ防御率争いを演じ、一時はトップに立つ瞬間さえあった。






