「ショウヘイがあれだけ投げて…」“投壊”する中継ぎ陣 世界一連覇もかすむド軍の苦境に米憤怒「もう言葉もない。笑えてしまう」

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マウンド上で自信を失ったような表情を見せるスコット(C)Getty Images

「勝つべき試合だった。僕のせいだ」

 またも、31歳の守護神はガクッと肩を落としながら声を振り絞った。

【動画】守護神スコットが粘れず…ペルドモにサヨナラ打を浴びたシーン

 現地時間9月23日、ドジャースは敵地でのダイヤモンドバックス戦で4-5と逆転負け。「1番・投手兼DH」で先発登板した大谷翔平は、6回(91球)を投げ、被安打5、無失点、8奪三振と好投したが、7回からを託されたリリーフ陣が4点差を守り切れず……。9回は二死二塁から守護神のタナー・スコットがヘラルド・ペルドモに適時打を浴び、痛恨のサヨナラ負けとなった。

 大谷がマウンドを降りた途端に音を立てるようにしてドジャースは崩れた。その崩壊の“悪しき象徴”とも言えるのが、直近15試合で防御率9.00と悪化の一途を辿っているスコットであり、彼を起用し続けるほかに手段を見出せていない首脳陣と言えよう。

 地区優勝、ひいてはワールドシリーズ連覇に向けた明らかなウイークポイントとなっている中継ぎ陣の脆さ。その状況には当然ながら米メディア内でも逆風が強まっている。

 米スポーツ専門局『NBC LA』のマイケル・J・ドゥアルテ記者は「今シーズンのドジャースのブルペン陣は26回もセーブを失敗している。その半分でも成功させていれば、今頃の彼らは、野球界で最高の記録を独走しているよ」と指摘。さらに「彼らは4-0のリードを築き、オオタニは6回無失点と好投した。それでも今のブルペンにとっては十分な支援ではなく、またしても崩壊した。もう言葉もない。笑えてしまうぐらいだ」と皮肉った。

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