「学んでいる選手はめちゃくちゃ多くいる」川端慎吾が浸透させた“情熱”――刻んだ1100本目の安打「初めて楽しみながら打席に」

タグ: , , , , 2025/9/28

引退会見で涙を見せた川端。その野球への情熱はチームにも浸透していた(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext

 今季限りでの現役引退を表明したヤクルトの川端慎吾が、9月27日の広島戦(神宮)の7回二死から代打で登場し、鮮やかに右翼方向へはじき返す二塁打で出塁。球場のファンを大いに湧かせた。

【動画】引退表明の川端慎吾、1100本目の一打は二塁打!神宮が湧く

 川端は同日に行われた引退会見で「山あり谷ありというか、良いことも悪いこともたくさんありましたし、優勝もさせてもらいましたし、タイトルを獲ることもできました。日本一を決めるヒットも打たせてもらいました」と、プロ20年間の思い出を振り返った。

 「身体が全然どこも痛くなかったですし、1年間ケガをせずに、ファームでしたけど、しっかり野球ができた」と、腰痛に悩まされて2020年には腰の手術も行ったが、今季は身体の状態は問題なかった。それだけに「なかなか諦めきることができなかった」と、悩み抜いた上でユニフォームを脱ぐ決断をした。

 そんな川端の野球への情熱は、チームにも浸透していた。大松尚逸チーフ打撃コーチは、川端について「野球に取り組む姿勢、1打席に懸ける思いというのは誰よりも理解して、誰よりもしっかり準備してやってくれていた。若い選手もそういう姿を見てきた。学んでいる選手はめちゃくちゃ多くいる」と、チーム野手最年長である37歳の存在の大きさを語ってくれた。

 引退会見では、山田哲人、中村悠平、内山壮真、古賀優大と、愛媛・松山でともに自主トレに励んできた4選手が花束を持って駆けつけると、川端は涙をこらえることができなかった。

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