落合2軍監督じゃなかったら優勝は――“3連勝しか道なし”の大一番で中日ファームがつかんだ14年ぶり栄冠
落合監督は「ここにいる選手たちがドラゴンズの未来です」とファンに呼びかけた(C)産経新聞社
ドラゴンズにとって「久しぶり」の歓喜となった。
9月28日、2軍のウエスタン・リーグ最終戦が行われ、中日はソフトバンクに2-1で勝利。「勝てば中日の優勝、引き分け以下ならソフトバンクの優勝」という大一番で見事に勝ちきり、リーグ制覇を成し遂げた。
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中日のウ・リーグ優勝は2011年以来、14年ぶり。1軍のリーグ優勝も同年以来である。
この優勝は困難なミッションだった。
26日からの首位・ソフトバンク3連戦、逆転優勝の条件は「3連戦全て勝利」のみ。一つの引き分け、さらには勝率の関係で悪天候等による中止も許されなかった。
第1戦は三浦瑞樹の熱投と土田龍空の決勝打で5-2と勝利。続く第2戦は逆転に次ぐ逆転の展開の中、8回にまたも土田が決勝打を放ち、9-6で連勝を決めた。
迎えた最終戦、中日は2回に尾田剛樹が満塁から適時打を放ち2点を先制。投げては先発・松木平優太が指を痛めながらも5回無失点の好投。その後は大ベテラン・涌井秀章や育成の森山暁生、勝野昌慶を継投で使いながら、相手の反撃を1点に抑える。
最後は3連投の橋本侑樹が代打・石塚綜一郎を見逃し三振に抑え、ゲームセット。本拠地・ナゴヤ球場がドラゴンズナイン、ファンの喜びでいっぱいとなった。






