巨人が完全アウェーでDeNAに勝つ方法 先発Wエース投入あるのみ CSファーストステージが面白い
戸郷は今季開幕投手を託されたが、勝ち星が伸びず苦しんだ(C)産経新聞社
阪神が独走し、ダントツの強さを見せた今季のセ・リーグ。最後まで注目を集めたのがDeNAと巨人による2位争いでした。結果的にDeNAが2位を確定、クライマックス・シリーズ(CS)ファーストステージを、本拠地の横浜スタジアムで開催させることを決めたのです。
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優勝はともかく、2位になるとどんなメリットがあるのでしょうか。スポーツ紙のデスクは言います。
「2位チームはCSファーストステージの開催権を得られますが、この収入がかなり大きいんです。満員は必至なだけに、1試合で約1億円の収入が見込まれるとされています。営業サイドでは2戦2勝で突破するよりも、1勝1敗で第3戦まで行くことをひそかに願っているぐらいです(笑)。それがそのままオフの補強費にもなり得る。今季は阪神のあまりの独走ぶりから、CS廃止論も話題になりましたが、こんなビッグイベント、現実問題として今更やめられませんよ」
横浜スタジアムではDeNAが本拠地開催のメリットを最大限に生かす「作戦」に出ました。なんと巨人ファンの応援席を通常の外野レフトスタンドではなく、グラウンドからさらに遠いウィング席に設けたからです。
「その結果、グラウンドは360度、ベイスターズファンに囲まれて試合をすることができます。これは大きな『地の利』と言える。一方の巨人ファンも『この完全アウェーを打破したら痛快』と燃えています」(前述のデスク)






