「俺たちと話せ」失敗の象徴となった1147億円男は孤立していた? メッツ同僚たちが証言した舞台裏「誰もが偉大である必要はない」
チームとしての成績を高められなかったソト。その“責任”は追及され続けている(C)Getty Images
まさに「大失敗」と呼べる1年となった。今季のメッツは6月中旬までMLB全体でも最高勝率を残すなど、ナ・リーグ東地区の首位を快走していたが、そこから急失速。一向に勢いが加速せずに、現地時間9月28日に行われたマーリンズとのレギュラーシーズン最終戦に敗れ、地区優勝はおろかポストシーズン進出までも逃した。
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総年俸が3億4000万ドル(約505億円)に及んだスター軍団にあって、ファンはもちろん、メディアからも猛烈なバッシングを浴びたのが、フアン・ソトだ。
オフに歴代最高となる15年総額7億6500万ドル(約1147億円=当時のレート)の契約を締結した26歳は、メッツ史上初となる「40-30(40本塁打、30盗塁)」を達成。43本塁打、105打点、OPS.921と好成績を収めたが、批判の対象となるのは、グラウンド上の結果だけではない。
一部識者からはチーム内でリーダーシップを発揮せず、ケミストリーを高めようとしなかったソトの「姿勢」を疑問視する声も上がった。今年8月には、スポーツコメンテーターを務めるブーマー・アサイアソン氏が「もううんざりなんだ」と指摘。「最高給の選手は、アーロン・ジャッジやショウヘイ・オオタニのようにチームを率いる模範を示さなければならない」と糾弾したほどだった。






