「まるで別人だ」際立つ佐々木朗希の変貌 守護神と化した怪物にド軍同僚も仰天「先発をやっていたロウキは緊張していた」

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マウンドで自信たっぷりに力強いボールを投げ込む佐々木(C)Getty Images

 一時は「実力不足」の批判を受けた怪物が、銀河系軍団の中で異彩を放っている。

 現地時間10月4日に敵地で行われたフィリーズとの地区シリーズ第1戦でドジャースは5-3と逆転勝ちを収めた。このポストシーズンから“クローザー”に抜擢されている佐々木朗希は2点差の9回に登板し、1回(11球)を投げ、1奪三振、無失点。メジャー初セーブを挙げた。

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 平均球速100.1マイル(約161キロ)を叩き出した4シームを自信たっぷりに投げ込む姿に、調子の良さが伺える。5月中旬に「右肩のインピンジメント」が判明し、マイナーで再調整を続けていた際には、平均球速も87.7マイル(約141.1キロ)にまでトーンダウン。制球を追い求め、ボールを置きに行くような姿も見られ、「日本にいた時の投手とは別人のような印象を与えている」(米誌『Sports Illustrated』のJ.P.フーンストラ記者)と断じられたほどだった。

 そんな不安定な姿とは一変した。実際、今秋のポストシーズンは、いまだ2登板のスモールサンプルながら、防御率0.00、WHIP0.50、奪三振率13.50と図抜けた支配力を発揮。安定して100マイル(約160.9キロ)を超えるようになった4シームと「消える魔球」と評される切れ味を誇るスプリットの2球種で、強打者たちを翻弄している。

 与えられた役割は先発から変わったが、ロッテ時代を彷彿とさせる圧倒的な投球を見せる佐々木には、同僚たちも目を丸くする。現地時間10月5日に米スポーツ専門局『Sports Net LA』などの取材に応じたブレイク・スネルは、「試合を締めくくるリリーフ投手として、彼がブルペンからでてくる時に、自信があるのが良い」と絶賛。

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