“巨人4番”の評価額は100億を超えるか 米スカウト間で称賛される岡本和真の日本人離れの対応力「単なる強打者ではない」
打力に加え、守備面でも評価を高める岡本(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
ついに日本球界屈指のスラッガーが海を渡る。10月22日、巨人は記者会見を開き、本人同席の上でポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を容認すると発表した。
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2015年のプロ入り以来、約9年のキャリアを積んだ岡本は、NPB通算248本塁打を記録。長打率.521、OPS.882と軒並みハイアベレージを叩き出している実績は十分。29歳という年齢がややネックだが、ポスティング利用のメジャー移籍が容認された直後には、米メディアでも話題沸騰となった。
無論、水面下では争奪戦が展開されている。すでに米メディアではヤンキースやメッツ、カブス、ドジャース、ブルワーズ、レッドソックスなど有力球団の名前がリストアップ。大物がひしめくFA市場でも「注目銘柄」として岡本は注目されている。
実際にどれだけの契約規模となりそうなのか。ここ数年でNPBからポスティング移籍をした日本人野手で大型契約を締結したのは、鈴木誠也(カブス)と吉田正尚(レッドソックス)。前者は5年総額8500万ドル(約101億2000万円)で、後者は5年総額9000万ドル(約123億3000万円)といずれも球界屈指の水準となった。
来年6月に30歳となる岡本が、20代後半で海を渡った鈴木と吉田と同規模の契約を結べるかは不透明ではある。ただ、その評価が極端に低いわけではないのも事実である。






