名手キケの“神送球”か、ブルージェイズの“凡ミス”か ド軍の逆王手を生んだプレーに米記者は嘆き「なんて酷い走塁だ」
キケの鋭い送球で憤死したバーガー(C)Getty Images
手に汗握る攻防は、名手の好判断とわずかなミスによって決まった。
現地時間10月31日に行われたワールドシリーズ第6戦で、王手をかけられていたドジャースはブルージェイズに3-1で快勝。世界一の行方は最終戦にまでもつれる形となった。
両軍の継投策が実り、僅差のまま最終盤まで流れた一戦で、神がかったプレーが生まれた。ドジャースが2点をリードした9回一死、二、三塁のピンチで、ブルージェイズの9番アンドレス・ヒメネスの放った打球は鋭いライナーで左翼方向へと飛ぶ。
グーッと前進して打球を捕球した左翼手のキケ・ヘルナンデスは、瞬時に二塁へと送球。塁上から飛び出し、焦って帰塁するバーガーを刺して試合終了となった。キケの捕球直後の好判断に加え、受け手となった二塁手の逸れかけた送球をすくい上げる好捕も見事なプレーだった。
負ければ終わりのドジャースにとって、まさに九死に一生を得るファインプレーだった。それだけに米記者からさまざまな意見が集まった。ドジャースの専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は自身のXで「なんてプレーだ!」と興奮気味に投稿。そこに「そしてブルージェイズのなんて酷い走塁だろう」と加筆した。
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