ブルージェイズは強かった 敗れてなお響く“称賛の声”「勝つための形はひとつではない」「胸を張れるシーズンだった」
ゲレーロJr.はチームリーダーとして圧倒的な存在感を見せた(C)Getty Images
今季、ワールドシリーズ進出を果たしたブルージェイズは、世界一の座を目指し、最後まで死力を尽くした。連覇を成し遂げたドジャースと7試合を戦った末に敗れたものの、各選手が頂上決戦に相応しいパフォーマンスを披露した。
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昨季の地区最下位から這い上がり、2025年シーズンではア・リーグ王者にまで上り詰めたブルージェイズ。主砲のブラディミール・ゲレーロJr.といった球界を代表する大物選手を擁する一方で、ラインナップ全体では、ワールドシリーズを争ったドジャースのようなスター軍団とは大きく異なる。若手、中堅、ベテランとさまざまなキャリアのプレーヤーが名を連ねた。
32年ぶりとなったワールドシリーズでブルージェイズが先に王手をかけながらも、あと一押しが出来ず、悲願達成とはならなかった。だが、7試合まで戦いその内の2試合が延長戦に及ぶなど、ドジャースと互角のゲーム内容を繰り広げている。今季もビッグネームを揃えた王者に対し、選手一つ一つのプレーのクオリティの高さや、絶妙なベンチワークで渡り合っていた。
そして、激闘を展開した“敗者”を称える声も後を絶たない。11月3日米ニュースサイト『THE RINGER』では、ブルージェイズの今季を振り返る特集記事を配信。その中では、「このチームの歩みは十分に胸を打つ。バットスピードの向上、選手育成、そして守備力やキャッチング技術のような“見えにくい部分”への投資。『勝つための形はひとつではない』、ブルージェイズはその証明だった」と評している。






