大物ラッパーの“大谷挑発”にド軍ナインは怒っていた 36歳名手が証言したWS騒動の舞台裏「最高の選手を侮辱するのは許せない」
優勝パレード後にドレイクへの“アンサー”も展開した大谷(C)Getty Images
ドジャースがブルージェイズとの激闘を制し、2年連続の優勝を果たしたワールドシリーズ中に飛んだ大物ラッパーからの“挑発”は、波紋を生んだ。
物議を醸したのは、カナダ出身ラッパーの人気ラッパーであるドレイクのSNS投稿だ。ブルージェイズが王手をかけた第5戦後の現地時間10月29日に、自身のインスタグラムのストーリーズ機能に、白いニットを着て、笑みを浮かべる大谷の写真とともに「ONE MORE!!!!!!!(もう1回!)」と皮肉を展開。さらに続くポストでは、「イェサベージはすでにダグアウトに向かってるよ、ボス(笑)」と記し、三振に倒れた大谷のそばで、トレイ・イェサベージ投手が勇ましくマウンドを降りる写真を添え、大谷を煽った。
【動画】なんという仲の良さ!真美子夫人が大谷の目を覆うそぶりも見せたパレード中の実際の様子
世界的なラッパーによる痛烈な投稿は波紋を生んだ。当然ながら崖っぷちに立たされていたドジャースナインにも、その内容は届いていた。現地時間11月7日、米メディア『TMZ Sports』のインタビューに応じたドジャースのベテラン野手であるミゲル・ロハスは、ドレイクのSNSを目にした際のチーム内の様子を告白している。
「僕らは常に謙虚でいようと心がけているし、あまり喋りすぎないようにしている。だけど、ああいうことは許せない。つまりは野球界最高の選手(大谷翔平)を侮辱するようなことだ。彼の人間性、そして野球界のために何をしてきたのかを理解もせず……」
その後、ドジャースは第6戦、第7戦と連勝。ワールドシリーズ連覇を果たすと、球団公式SNSなどが一斉にドレイクに“アンサー(返答)”。11月3日(現地時間)には、大谷翔平も優勝パレードの模様を収めた写真を紹介する自身インスタグラムの投稿に、ドレイクと対立関係にあり、カリフォルニア出身の人気ラッパーであるケンドリック・ラマー氏の『Not Like Us』(2024年)を選曲していた。






